ガバナンス(企業統治)
2010年4月15日
セブン&アイホールディングの村田社長の話を昨日聞いた。
海外投資家から社外取締役、社外監査役がいないのはおかしい、内内で経営するのはガバナンスが正常に働かないといわれて答えたという。
リーマンショックでわが社は大きなダメージを受けなかった。皆さんは立派な社外取締役、社外監査役を揃えられていたが、大きなダメージを受けられた、しかも責任を取らなかった。なぜでしょうか?
相手は答えられなかったそうです。
わが社(セブン&アイホールディング)だったら、そんな事態になったら経営者全員が恥じて責任を取ろうとします。わが社の商売哲学は「薄利多売主義」を実現する「質素な人生観と合理的経営の実践」にあり
「お客様に向いて商売する」「よいものを安く売る」「そのための厳しい従業員教育」を大事にしている。
2坪の店舗から始めた「創業者」の厳しい戒めだ。
「お客は来ないものだ」
「品物は卸してもらえないものだ」
「金は貸してもらえないものだ」
その3無い主義が基本にある。
言い換えるとこうだろう
来ていただけるお客様は宝もの。
売れる品物があることはありがたい。
お金は大事に使わなくてはいけない。
巨大企業群になっても創業時の哲学を堅持する村田紀敏社長に脱帽!!
「ガバナンスの真髄」ここにあり!!でした
イオンは大型店舗開発事業者に軸が移っているから、お客を遠くに見る経営になっている。眼の前にお客さんがいても目先のマーケテイングになっている気がします。
正面からお客さんの変化に応え続ける「マーケテイング力」と「リノベーション力」が企業の役割だと感じた。