二人の写真家
写真家 ロベール・ドアノーと、マリオ・ジャコメッリに感動!!した
モノの裏付けがない「¥マネー」が暴走し、世界の「エネルギー・食料」を食い物に巨利を膨らまし求め続ける「¥ファンド¥」とは何だろうか?
「金融工学」とかで仕組まれたサブプライムが、当然のごとく破綻し,金儲けの場は、ソ連などと組んで石油に向けられ、アメリカ大陸の穀物や世界の鉱物まで・・・国家レベルを超えたグループによって地球のすべてまでもが「¥商品化」しようとされている・・・
これはわれわれの宿命なんだと思う。今に始まったことじゃない。そして、すべての個々人がこれに参加している・・
情報・通信・金融・商品・・巨大な市場の「グローバル化」に加担しながら、毎日が過ぎるわれわれの日常生活・・
一生懸命になればなるほど輪廻の「死」は近づく・・・・
われわれ人類は砂漠の大地も、北極の海底も・・地球のすべてを自分の所有下にしようと頑張って・・・死へと向かっているんだと思う
「生まれ・そだち・老いて死ぬ」・・輪廻の後半を過ぎ、まっしぐらに駆けている我々・・・
の姿が愛おしい!!・・と感じる瞬間がある
生きてるってこともまんざらじゃないと思えることがある
人生の入口も出口も・・一筋の道ではなく・・今われわれは「ジェル状態化」した解かりずらい秩序の中にあると思う・・・そこに射す一筋の光明があった・・・
この二人の写真家は
生きとし生けるものの・・ふっとした居心地よい表情や深いためらいや、後戻りできない人生を・・愛おしく深く写し撮っていた。
稼ぐことと、家族や「身内」と過ごすことが一体の遠ざかってしまった農耕狩猟型のくらしや、街があまりギスギスしていないコミュニティーに居られるくらしを探りあて・・・この近代社会の矛盾をかいくぐり写真にしていく・・強い眼差しに満ちていた・・・
現代社会はもっと死へ向かう速度を加速しているようだし、気候変動も起きているし・・・おちおちしていられない気がするけど・・・
個人としての自分が「死」ねば一切がなくなるのは確かだ・・・
バックミンスター・フラーの言葉
「環境とは自分以外のすべて、宇宙とは自分も含めたすべて」
どんな生き方、死に方を選ぶか???
どっちでもいい気がしているけれど・・大事なことだと思っています。