多数ご応募ありがとうございます
求人募集をして、ただ今、約50名ほどの履歴書をいただいております。まだまだ応募受け付けますので、ご希望の方は履歴書・経歴書を同封の上、スカラベまでお送り下さい。書類送付の締め切りは12/4(水)までとさせていただきます。
来週から序々に面接を行い、12/13(金)までに採用を決定させてもらいます。12/16(月)の週から引継ぎ業務を行う予定です。
面接をさせていただく方へは直接こちらからご連絡させていただきます。宜しくお願い申し上げます。
「見沼田んぼ」は輝く
埼玉市の「見沼田んぼ福祉農園」収穫祭に参加させてもらった。猪瀬良一さんを軸に、「ペンギン村」をはじめ7つの障害者グループと学生中心の若者ボランティア「風の学校」からなる⇒「見沼の自然と触れ合い、学び、生産し,遊び、集える福祉農園」は130人余で賑わった。畑作りから水路,貯水をかねたビオトープまで、全部自分達で切り開くエネルギーには、嬉しくなる。「すごいし,偉い!」と芯から感じる。話を聞かせてもらうとまだまだやりたいことがたくさんあるという。それは日々必要な身障者のための駐車場、作業場、トイレや排水浄化設備,飲料水供給などのインフラから、今後の社会の方向にまで至る。
猪瀬さんは書いている
「農家および土地所有者等の地域住民,都市住民並びに行政が一体となって見沼田圃の保全・活用・を図っていく新たな土地利用の方策を定めることが必要となっている。」「人間の営みと自然が調和を保つ地域として、また,市街地に隣接した緑豊かな空間として、効率的・安定的に農業経営が行える場として整備すると共に、ライフステージに応じた自然との触れ合いの場として整備するなど,治水機能を保持しつつ、農地,公園,緑地等として土地利用を図るものとする。」「埼玉縣、川口市及びさいたま市が重要な役割を果たすべきことはもとより、農家及び土地所有者等の地域住民,都市住民並びに行政がともに力を合わせていくことが肝要である。この地域を美しく守り、見沼田圃からの多様な恩恵を持続的に享受できるようにしていくことは、次世代にかけての我々の責務である。」
しかしこのように、だれが考えても「それは良い!必要なことだ」ということが簡単に進まない。とても大変だ.
それは時代の変化に対応できるトータルに進める仕組みができて無いからだ。当然、目先の利害トラブルはあるだろう。「総論賛成、各論反対」はつきものだ。しかし一番の障害は縦割りの行政組織の根深い排他性と、《お役人仕事》の怠惰な安住感覚にある。それぞれの部署がばらばらに作ってきた《法律》や余計な《条例》が「ちょっとした事」で進行を拒む。
たとえば
「ここから3キロのA点で6時に集合する。」いう事だけが大事な時にでも、やたらと細かい決め事で縛られる
「紺の背広白のYシャツ着用,ズボンはツータック折り返しありとする。右手を30度で振って先に出し歩み、決められた道のみをとうり、隣にきた人と話をせず目を合わせないこと。5分以上前には着いてはならない」――など、わけのわからない、どうでも良いことが決められていて実行不能にさせる。
農地法,薬事法,建築基準法、労働基本法,教育基本法——本来「暮らしを守る」ものが現場では逆に「暮らしの不都合」をおこしている。もう一度新しく根本から組立て直さなければならない。
いまは大転機にある、
右肩あがりの経済から⇒右落下経済・人口減少・住宅、オフィス過剰の時代への社会変化に対し経済,政治など世の中全体の流れを大きくかえる時にある。不足をまかなうため、大きく、効率的、同質を必要とした時代が終わったのだ。それに替わるものはまだ見えていない。しかしそれは、生命と暮らしを身近に味わいながら、
五感と自然とに共振するリズムを備えたものから生まれるはずだ。
各所で閉塞を破らんとする見沼のような行動が起こされている。芯から必要を感じたら、他人を当てにせずやり抜いて、形ある目に見えるものにするしかない。同志を募り、他を動かす熱意、へたらない体力,独創的な知恵をしぼり出し、排他的にならず味方を増やし、せめてじゃまされないように⇒やるっきゃない!
既存組織の9割以上が腐っている(自らも含めて)。腐っていることにも気ずかない。しかし、輝く組織が目に見えてくれば皆が気付き、参集し大きなウネリになるはずだ。 輝かんとする
「見沼田んぼ福祉農園」を高く評価しエールを送ります!
(報告⇒飲めない井戸水の浄化は宙石で出来そうです。お願い⇒来年の収穫祭には、もうちょっと食べ物メニュウを増やして下さい。)猪瀬さまへ 阿部より