食品の生産現場から
(魚の缶詰は古いほうが美味しい!?)
マグロのツナ缶など、魚の缶詰は消費期限は製造日から3年となっているそうだが・・・サバ缶、イワシ缶など油漬けのものは、出来立てよりも年月を経たものが美味しいことを、缶詰メーカーの技術者から教えてもらい社内で、出来たての缶詰と2年ものを食べ比べをしてみた。
間違いなく2年物が美味しい!と5人全員一致。・・・実は、缶詰メーカーのVIP客には20年ものなどのレア缶を食べてもらうそうだ。缶詰に孔が開いていなければ中身の損傷はなく、年月を重ねたものほど美味しいと言う・・・・
缶詰の消費期限とはインチキじゃないか!
何でも利権と自己保身のために決め事したがるお役所、業界の産物か?
早速古い製造日の缶詰めを探したが、残念ながらせいぜい1~2年前までの缶詰しか店頭には無かった。
サバ缶は100円台で売っているから今から買い溜めておこう!
ツナ缶は、マグロの部位や使用油脂によって80gで200円から400円以上まである・・
オリーブ油と良質なブロックのマグロを使った缶詰はそれだけでも立派な料理といえるので驚いた。
(スーパーの食品加工センターで見たもの)
カツオのたたき・・
冷凍カツオをボイラーのラインに通すとまわりに焦げ目がつく
それを、高速カッターでスライスして凍ったままパックして、半解凍で店頭へ→家庭で食べるときに解凍できている状態に・・
「安全」だけど美味しい訳がない。味はニンニクと生姜としょうゆで決まる!
(売れるものは何かから始まるスーパー業界)
今朝水揚げされたばかりの新鮮な魚からスタートでは集客宣伝できない
だから売れそうなものからスタートして集客しようとすると、計画的に集荷できる冷凍モノ、養殖モノ、加工品だけが商材になる
新鮮な天然鯛が養殖ものより安くしか売れないことが多々あるという。変だし悲しいことだと思う
(大量消費は大量生産を求め近海の漁師がだめになる)
かつては、漁師→魚港→仲買→魚屋小売→家庭・レストラン
スーパーが特売にタイ刺身を企画
→養殖タイを確保→漁港冷凍保存→漁港加工センターで内臓・うろこ除去→スーパー加工センターで刺身加工→店頭へ→家庭へ
「流通革命」で、求められるのは、大量、安さ、衛生管理,利益、ばらつきのなさ
(モノの目利きが必要なのに、できなくなっている)
生鮮食品は生き物だから・・ひとつひとつ違う個性があり・・当たり外れがある・・・・
良し悪しを見る目、調理の工夫、全部を活用するいろんな食べ方・・・代々培ってきたモノを見る目や文化が失われている
出会いと、思いと、五感を駆使する・食から→あてがいぶち、保障された、均質であるへの食になった
消費者は判断せず、生産者責任が追及される流れは
安全のために塩素消毒をしたり添加物を多用して目先の食中毒さえ起きなければいいという行動を起こさせる
飽食時代、グルメ志向、消費者至上主義社会はヒトを怠惰にした
(世界の食が不足する?)
中国、インド、などで消費社会が出現してきたから、輸入食材国日本には今までのように安く大量に食材は入らない・・・(好いことだと思おう!)
日本の輸入業者も集荷した食材を日本以外に輸出するほうが「国内のうるさい基準がなく大量に買ってくれるので利益が高い」と行動を起こしている
とうもろこしが燃料になったりすると家畜飼料や食材原料が不足する
オーストラリアの水不足や世界的な洪水など天候異変で植物が激減しているので不足する
(日本は?自分自身で作ったらいい)
四季あり、植物生育の気候に恵まれ、農村の文化があったので・・数年で
半農生活を国是にすれば食料不足で飢えることがないようにできる
遊びの農は季節を感じ、地域のつながりを高め、ストレスを和らげるから「金持ち大国から豊かな心大国」になれる
農の跡継ぎは少なく農地は余っているから・・
遊農定期券や遊農減税、遊農割引、遊農マイスター制度などを政策実行すれば地域も家族も企業社会も安定すると思う
食う心配がないような社会はヒトに自信をつけるし、生きる背骨をしっかりさせてくれる?