視えてきた転機
ヒト社会謳歌の終焉の足音
やたらと暖かい正月でした。寒い時もありましたがとても冬とは思えません。季を律することなきだらだら時間に入っています。津波で14万人以上もの人たちが亡くなり、新潟地震で村が消えたりした人たちを思うと、今正月を無事に迎えていることが不思議なのに目の前はかねてからの日常です。地球環境の変化や傲慢なアメリカやキリスト教の行動で蹂躙されている国々を気に止めながらも他岩として暮らす「排他的で安穏とした生活パターンの繰り返し」に違和を感じます。
これで良いわけが無い!
国民一人当たり700万円の借金をしている官僚国家はさらに虚の金融と実経済で覇権を繰り返し膨化崩壊へ向かっています。道路公団も郵政も改革ではなく「利権の移動」じゃないか?「アメリカ国債を大量買いするなら日本国債をアメリカに買わせろ!」と思う保身になるがそんなところをつついても一時の綱引きに過ぎない。国対国の小さな利権対立を越えて対処する必要があると思います。
実は、すでに崩壊している?
再生への脱皮
しかしそこからまた「地球規模の共生」の必要を身にしみて感じる世代が必ず出てくると思います。21世紀は地球生命体の食物連鎖の頂点に位置している私たち「ヒト」の非合理な在りようを根底から改革する世紀です。多くの人が、私達人類が我が物顔で過剰に地球をあてにし、地球を痛めすぎようとしていると感じています。
今世紀にはヒトが人間社会だけの勝手な生活感覚で行動するのではなく常に「微生物も氷もトンボも含めた全宇宙の存在」と一体として時空を過ごしていることを素直に解っていくと考えています。
現代科学の宇宙と生命を見つめる目は、かつて古代人が見きわめた「太一(たいいつ)」=「太極」の視座に相似してきていますし、生前浮かばれなかった不安をかき立てる絵画の奇人〔ゴッホ〕に金持ちや支配者層が執着する今日の事態は「個の生命の病」が「地球規模の病」に達しようとしているからだと思います。
かつてそうであった様に私達人類が「多様な生命のめぐり」をいとおしみ感謝し受け容れることと、目先の強者弱者、善悪、益害、得て不得手、好き嫌いなどにとらわれず、もっともっと広く深い視野で「全生命」を見ていきたいと考えています。
我が身、愛するもの達が「全宇宙の中のかけがえの無い存在」であることはありがたい! 合掌