とうとう戦争!?

本日の日経にベトナム戦争のきっかけとなったトンキン湾海戦はアメリカがでっち上げたものだったと「公開外交史資料」にあると出ていた。アメリカ資本は実に好戦的だ。小泉政権はそのアメリカブッシュ政権に追従しつづけている。

選挙後、「小泉改革」が改革ではなく利権の移動であることが道路公団、郵政、年金、再生機構の動きで明らかになった。政権支持率の高さを得たうえ、公明党との利害調整を握っているのでやる気になれば出来るのに「改革」を放棄し「先送り」にしてしまった。

政治家・高級官僚には国家感がなくアメリカ追随型の政治を運営している。それが「日本政治」の根底をなしていることが露骨に明らかになった。官僚指導型で政官癒着体制はあいかわらず続いている。小泉首相がやった最大の功績は日本国は上記のごとく骨太どころか『かくあるほどに骨のない国家』であることをあからさまにしたことだ。

今回のイラク出兵は「戦争参入宣言」だ。58年前の戦後以来始めて日本も戦争に直接加担することになった。仕掛けた以上仕掛けられて当然だ。まず東京が狙われるだろう。
対テロ戦時体制に入ったはずなのに街はそんな感じがしない。「自衛隊はイラク復興のお手伝いをしに行くのだからイラク人は受け容れるはずだ。襲うやつは跳ね上がりのやつだ。」という勝手なストーリーは戦場で通らないだろう。住み慣れた街角に他国の軍隊がたち自分たちよりいいものを食い平気でうろつかれたらだれでも怒るし絶望するのではないだろうか。自らの命と引き換えに敵を殲滅するほど追い込んでいるのだからわれわれも覚悟をするしかない。

アメリカ資本は石油や通信の覇権のために進んで仕掛けたが小泉首相は「アメリカに従うことが日本のため」と自己規制して国家感のない参入をしてしまった。どっかやられればパニックになるだろう。
せめて「戦争に参入しました。国内の国民生活もテロや戦闘に巻き込みましたから心するように」のお達しがいただきたい。

日本は、「核兵器以上の抑止力」を持つ軍備や他国が「日本無しでは成り立たない」産業ネットワークや「日本に手を出したらやばいぞ」と恐れさせるテロネットワーク、暗殺ネットワークを持っている感じがしない。また世界の人たちに「好かれ尊敬されているから、みんなに守られる」戦略もない。恐怖も尊敬も与えない恐ろしいほど無防備国家だ。

身のために取り合えず一か月分の食い物、飲み物、燃料の備えぐらいはしておこう。そしてなるべくやばそうなところは避けよう。

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